話題の作品「小悪魔教師サイコ」を読了。タイトルだけ見れば「小悪魔な感じの先生が生徒をたぶらかす感じかな?」なんて思っていましたが…。
全然違いました。小悪魔というよりも悪魔ですよ!あんな先生いたらすごいです。びっくりします。
読みながらぞっとする気持ちと展開に圧倒される気持ちが交互に押し寄せ、気が付けばページをめくる手が止められなくなっていました。
初めはクラスの問題児たちとどう向き合っていくのかと思いながら読んでいましたが、物語が進むにつれて主人公の心春の異常さに衝撃を受けます。
ただクラスの問題児があまりにもいろんな意味で過激な問題児のためか心春の異常さに引いてしまうということはなく、一体どう展開していくんだと固唾を呑んで読み進めていきました。
そしてあまりにも残酷であまりにも鮮やかな問題の解決方法を心春が行ったときには怖いというよりも凄いという気持ちでいっぱいになりました。
実際にいたら本当に怖いとは思いますが、怖いと思いながらも好奇心をくすぐられてしまい、怖いもの見たさで最後まで読み進めてしまいました。
恩師からの言葉で心春の道は決まったわけですが、心春にとって教師という職業はまさに天職だと思いましたね。
この作品の見どころは何といっても主人公の心春の異常さと鮮やかという言葉が出てきてしまうほどの問題解決方法です。
問題児はまさにクソガキという言葉が似合うような問題児が出てきますが、問題児たちにイライラすることは一切なし!
むしろさて心春はどう動くのだろう、何をするのだろうと気になってきます。
周りの人間からの信頼を得つつ、衝撃の問題解決方法を実行する心春に圧倒され、心春への恐怖も感じるほど…。
それ以上に続きが気になりページをめくる手を止められなくなります。
展開が早いのもこの作品の良いところで、飽きることなくサクサクと読み進めることができます。
怖いものが読みたいけど、後味が悪いものは嫌だという人にはお勧めの作品だと思います!
まだ読んでいない人は是非一度試し読みだけでもしてみてくださいね。